第521話

彼は彼女の首輪にリードを取り付けた。彼女の顔は赤く染まり、震えていた。怒りなのか、それとも別の感情なのか、私には分からなかった。彼女は何も言わなかった。ビルはリードの端をシャスタに手渡した。

「シャスタ、彼女をよろしく」

「ちょっと待ってください。私はあなたに負けたのであって、シャスタではありません。私はあなたの奴隷であって、彼女のものではありません。私を彼女に譲り渡すことはできません」

「譲り渡してはいない。お前は依然として私の奴隷だ。だが私は奴隷を調教したことがない。サムが私の奴隷を調教した。シャスタは奴隷を調教した経験があるし、ジュリアもだ。彼女たちにお前の調教を任せるんだ。お前は...