第196話

第12章

マットはベッドの上で転がり、足を床につけてベッドの端に座った。振り返ると、ウルフキングサイズのベッドの真ん中に大きな汗の染みができていた。マットは深いため息をついて立ち上がった。

彼はベッドのシーツを剥がし、汗でびっしょりになったシーツを洗濯用クローゼットに入れた。彼の部屋は小さなワンルームアパートのようだった。ベッドはリビングエリアから少し奥まった場所にある深くて広いプラットフォームの上に置かれ、ベッドの両側には床から天井まである大きな窓が二つあった。

プラットフォームから右に降りると、大きな浴室へと続くドアがあった。浴室の片側には、オオカミサイズの二人用の浴槽とシャ...