第37話

アレックス視点*

「警察の訪問はどうだった?」と、夜10時になった今もロッティから返信がないので、もう一度メッセージを送る。

トレッドミルのスイッチを入れ、徐々にスピードを上げながらジョギングを始める。

ジェイスが二人をママの家から迎えに行って家まで送ったことは知っていたが、それ以来彼は戻ってこないし、俺の電話にも出ない。デルは上の階にいるが、俺は落ち着いて座っていられなくて、緊張をほぐすためにガレージでトレーニングすることにした。

何かが真剣に俺を悩ませていた。ロッティの本当の過去を垣間見てから、殺人鬼の本能が目覚め始め、奴らを全員殺してやりたいと思っていた!

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