第23話

私たちはようやくパックハウスに戻った。ケリーは2階にある私の部屋を案内してくれた。ザックとブルックは4階へと向かい、ザックはそこに滞在することになっていた。二人を見れば見るほど、彼がここから離れないことが分かった。彼のことは嬉しかったけど、旅の仲間がいなくなるのは寂しかった。もしかしたら彼女も私たちと一緒に来たいと思うかもしれない?

私はベッドにバッグを置いて、部屋を見回した。入ってすぐの場所には、濃い茶色の革のソファと黒いランプが置かれた木製のサイドテーブルが二つある小さなリビングスペースがあった。大きなテレビが天井に取り付けられており、ボタンを押すと降りてきて回転させることができ、ベッド...