第206話

「サマンサ、そんなことをしてはいけない」と彼は声に緊張を込めて、深く息を吸いながら言った。

「なぜ?触り心地が気に入らないの?これを脱がしたかったら脱がしてもいいのよ」と私は色っぽい声で言い、彼の手を私のパンティーの端に置いた。

「サム…」彼は思いがけない勢いで私を押しのけ、私を驚かせた。「できないよ…君は今、まともに考えられる状態じゃない。明日になったら後悔するだろうから、やめておこう…」

私は彼にそれ以上何も言わせなかった。彼の顔を両手で包み、キスをした。

彼は一瞬、呆然としていたが、すぐに私を壁に押し付け、壁と彼の体の間に閉じ込めた。

「エリック」思わず漏れた喘ぎ声に、私自身が驚いた。

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