第133話

エロス視点

私はパトロール中で、アレスはパックハウスでアテナの誕生日サプライズの準備と調整をしていた。彼が仕事をきちんとこなしてくれることは分かっていたので、私はパックの敷地内で別のことをしていた。ディモスは明らかにそんな私に不満を持っていた。

「本当はパックハウスでアレスとパーティーの計画を手伝うべきだろ」とディモスが言う。彼の言うことが正しいと分かっていたので、私はため息をついた。

「分かってるよ。でもアレスを信頼してるんだ。それに忘れてるけど、私たちは単に誕生日サプライズを二回計画するだけじゃなく、パックハウスの改装も準備してるんだぞ」と私は彼に思い出させながら、周囲の警...