第47話

エロスの視点

父の部屋へ向かうと、アレスとカイが私の後に続く。父に知らせることは、ローグキングの手によって別のパックが倒れるのを許すよりも重要だった。

「たとえ彼らがそれに値するとしても?」と両親の部屋への短い道のりを進む間、デイモスが尋ねる。

「ああ、たとえ彼らがそれに値するとしても。アレスと私がムーンウォーカーパックをどれほど憎んでいようと、他のパックがローグキングとの闘いに直面するべきではない」と私は認める。そのパックがどんな罰も受けるに値することを知っていても。

部屋に近づき、ドアをノックする。両親がまだ起きていることを知っていた。待ちながら、もう一度ノックしようとする...