第190話

**初めに、神と私だけがいた。神は私を愛し、私も神を愛していた。人生は平和だった。私たちは他の誰も必要としなかった。少なくとも私はそう思っていた。神が今ある世界より前の世界を創造し始めたとき、私は神の側に立っていた。それらの世界が反逆したために神がそれらを破壊したとき、私も共に灰にした。何度も何度も。そして神は今存在するすべてのものを創造した。愛する天使たちや悪魔たちを含め、創造したあらゆる世界と宇宙に住まわせた。

そして神は私のことを忘れてしまった。ルシファー、ミカエル、そしてパンドラと多くの時間を過ごすようになった。特にパンドラと。嫉妬が私の魂を蝕んだ。

私が神にとって無に等しくなった...