第240話

私はいつも自分の姿を鏡で見るのが嫌いだけど、今日は普段絶対にしないことをした。タオルを外して一歩下がり、鏡に映る自分の体をじっと見つめる。傷跡をなぞりながら、それぞれがどうやってできたのか思い出す。ほとんどの傷は痛ましい記憶を呼び起こす、特に腹部の傷は。私の卵管は取り出され、その代わりに何か邪悪なものが私の中に入れられた。カミラを殺した怪物だから、それが私の中に入れられたのかもしれない。

そして、もし私がそれと戦えないなら…

私は体のもう一つの傷跡をなぞる。

闇を受け入れる時が来た。

それは私の中に広がり、私の存在のすべての原子を満たしていく。でも、私がいつも思っていたように邪悪なものに変える...