第33話

「二、三日で私に飽きてしまうわ」

「幾つもの命が過ぎ去っても、私はあなたに魅了され続けるだろう」

私の愚かな心臓が一拍飛ばした。

「私のものを崇めなさい、最後にあなたを抱く前に」

タオルはまだ彼の腰に巻かれていて、私はそれを取り除いた。男性器は今まで美しいと思ったことはなかったけれど、アレコス、この男は輝くほど美しい。彼の全てが美しい。彼の一物さえも。

フェラチオにはうんざりしているはずなのに、彼の香り—すべて男らしい—が私を...別にもう一度フェラをすることを気にさせない。

明日、私はワインに何が入っていたのか調べるつもりだ。今夜は別の話。

私のバケットリストにあることの一つがついに実現し...