第320話

コラ

約三時間後、私は…本というジャンル全体にうんざりしていた。

手は埃だらけで、古い本のカビ臭さにも飽き飽きしていた。そして、それらはとにかく退屈で—

ページをめくるたびに出てくるシフター崇拝の歴史。誰がどの神にどのように、どこで、どれくらいの時間跪いたのか、そして儀式のわずかな変化について…

私はうめき声を上げ、二十冊目の本を押しやりながら、まだ山積みになっている残り五十冊ほどの本を憂鬱そうに見つめた。

「頑張れよ、コラ」ロジャーが私の向かいに快適そうに座り、小さな緑色の本の端から私に向かってニヤリと笑いながら言った。「君は家族の中で頭がいい方のはずだろ。もっと粘り強いと思ってい...