146話

(コールの視点)

今日は完全に調子が悪かった。周りに聞かれるたびに「変わらない」と言い張っているが、症状は悪化している。クリムゾン・ジェネラルには何としても入りたくない。彼らの病棟は一流で非常に快適だが、本院がどんなものか知る急ぎはない。

今日はたくさん寝たせいで、人間の五時のニュースがなければ、もう土曜日だと思っていただろう。ピアース先生はドアにメモを貼った。何が書いてあるか読もうとはしていないが、彼女によると私の部屋に来る人が私の必要としていることを理解できるようにするためだという。部屋の明かりはテレビからの光だけだ。今日は太陽がとても明るかったので、彼女はカーテンを閉めてくれた。

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