256話

私たちが沈黙の中で座っていると、彼の激しいすすり泣きはようやく静まり、少しゼーゼーと息をする寝息のリズムに変わっていった。彼はここ二ヶ月ろくに眠ったり食べたりしておらず、薬を増やして彼の鬱状態に対抗しようとする私たちの努力にもかかわらず、ここに来た時と同じ体重近くまで戻ってしまっている状態が、その容態を如実に物語っている。

私は目を閉じ、彼の頭に頬を寄せながら、周りのすべての音に耳を傾ける。普段パックハウスで手伝っている全員を他の仕事に回し、緊急事態を除いて医療棟を閉鎖し、今日予定されていたすべての会議をキャンセルした。今日が大変な日になることは分かっていたが、この若者が去ることを選んだとい...