36話

(パトリックの視点)

食堂からパックハウスの医療棟までの距離はそれほど長くない。ジェイミソンの歩き方は良くなっているので、脳震盪についてはデメトリほど心配していないが、それでも目の上に非常に酷い切り傷があり、診てもらう価値はある。

彼は歩いている間ずっと黙ったまま、地面を見ている。私のペースについてきてはいるが、敬意を示すように常に二歩後ろを歩いている。これは彼より私の階級が上だということを示している。これについては後でドクター・モリソンが聞かなければ、私から尋ねてみよう。

「こっちだ」

食堂を出てから初めて口を開いた。私はあまりおしゃべりな方ではない。少なくとも初対面の相手とは。

彼...