第87話

彼が何をしているのか見ようと振り向くと、私の目は皿のように大きく見開いた。彼が携帯を手に持ち、この恥ずかしい姿勢の私の写真を撮っているのを見たからだ。

「何してるの?」私は驚いて尋ねた。

「この瞬間を永遠に残しているんだ。記憶に焼き付けておきたくてね。」

「その写真、誰かに見せたりしないわよね?」私は愕然として、少し心配しながら尋ねた。

デレクの表情は信じられないほど真剣に、さらには恐ろしいほどに変わった。

「俺の子猫がこんなセクシーな姿を見ようとする奴は誰でも殺してやる。」

「うーん、写真はしっかり隠して、血の飛び散りを最小限に抑えることをお勧めするわ」私は面白おかしく言った。

「子猫、俺の...