#Chapter 69 私はあなたなしでここにいるのは嫌だ

レイチェル視点

デイブズ・ダイナー

デイブズ・ダイナーではハンバーガーとフライドポテトが素早く提供された。ミルクシェイクは少し待たされたけど、それも古風な巨大なシェイクグラスに入って、ステンレスの攪拌カップにはおかわり分が入っていた。私はバナナ味を注文し、ネイサンはチョコレートを頼んでいた。

「また電話鳴ってる?」

飲み物が運ばれてきてから、数分おきに私の携帯が怒ったように振動していた。画面にはタイラーの名前が表示されていたけど、ネイサンと食事中だから話せないなんて彼に説明する気は全くなかった。

「タイラーよ。しつこいのよね。でも今怒ってるのと一時間後に怒ってるのとじゃ変わらないわ。私たちは...