第32章

ワイアット

風呂の準備ができたので寝室に戻る。アリッサはほとんど動いていなかった。自分の仕業に思わず笑みがこぼれる。彼女は疲れ果て、力も抜けているが、昨晩はよく眠れたはずだ。今夜は頑張ったな。こんなに長く持つとは驚きだ。

「抱き上げてバスルームまで運んだ方がいいか?」

「え、違うわ!大丈夫よ。運んでもらう必要なんてないわ、子供じゃないんだから」と彼女は返す。

私は眉を上げる。「その態度は何だ?また後悔させてほしいのか?まだ何ラウンドかできるぞ、スイートネス」

彼女の表情が変わり、首を振る。「いいえ。すみません、ご主人様。自分で歩けますから、でもありがとう」と彼女は甘く言う。

「その...