第35章

アリッサ

急いでバスルームに駆け込む。幸いにも誰もいなくて、自分を落ち着かせる時間ができた。手に入るものを掴んで個室に入り、身だしなみを整える。全身が熱く、落ち着かない。太ももの間がまだ疼いている。

彼の嫉妬と私への独占欲は、普通なら怖がるべきことかもしれないけど、不思議なことに私にはまったく逆の効果をもたらしている。興奮させられた。今まで誰も私にそんな態度を見せたことがない。誰も私をそこまで欲しいと思うほど求めてくれたことがない。でも、私が言ったことは正しいと思う。彼はザビエルに対して過剰反応しすぎた。ただの無害な会話だったのに。まあ、そう思いたい。ザビエルがどんな人か知っている。彼が女...