第82章

ワイアットの手を取り、私は彼を2階の遊戯室へと導いた。彼が一晩だけ私に主導権を譲ってくれるか不安だったけど、やってくれて嬉しい。でも、今夜の後には彼がその主導権を取り戻すことに喜びを見出すだろうという予感がする。少し緊張しているけれど、すべてうまくいくと確信している。彼はきっと気に入るはず。私のレッスンは成果を上げたのだから。

「鍵は持ってる?」と私は尋ねる。

彼はポケットに手を入れて鍵を取り出し、私に渡す。私はニヤリと笑って受け取り、ドアを開けて彼を部屋に案内する。彼の手を離し、部屋を見回して座る場所を見つける。私は望んだ場所に腰を下ろす。彼は好奇心に満ちた様子で私を見つめている。

「...