第34章

反省書はこのように書かれていた。

社長様。

前回の反省が仕事面についてのものだったとすれば、今回の反省は感情面から自分を分析するものです。

藤原琳はずっと私の宿敵でした。その理由はご存知かと思いますが、私はけじめをつけることができます。栄光株式会社では個人的な恨みにこだわるべきではないことも分かっています。しかし藤原琳のやり方は本当に腹立たしく、我慢できないものでした。彼女はさらに、あなたとの関係が普通ではないなどと言い出し、私はその時、感情を抑えられずに彼女と言い争ってしまいました。

認めます。私は悔しかった、嫉妬していました。心の中であなたと彼女がどんな関係なのか...