章 97

蒋旭は大力符と加速符を取り出した。今となってはこれらが効くかどうかも分からないが、呪文を唱えた後、電気棒を手に金蟾の額めがけて飛びかかった。一撃で金蟾はその場に倒れ込んだ。

今度こそ本当に動けなくなったようだ。加速符の効果により、蒋旭が金蟾の頭を一回叩いただけに見えたが、実際には一万回以上も打ち込んでいたのだ。

そのため、金蟾と共に倒れたのは蒋旭もだった。両腕がもはや自分のものではないような感覚に襲われていた。

一瞬でこれほどの運動量をこなしたせいで、腕全体が腫れ上がったように感じられた。

しかし他人から見れば、彼はただ見事な決め技を繰り出しただけに見えただろう。

無道と香香は「やった...