章 110

そしてこの姿勢は、さっき尻尾を弄られた時と同じで、彼はすぐに居心地の悪さを感じた。

「隠すな、逃げるな、それに既にかなり減らしてやったんだから、懇願するのも禁止だ。『もうやめて』とか『優しくして』とか、今回の折檻中に一言でも言ったら追加する。前の二つのルールも同じだ。叩かれるのが怖くなければ、懇願して逃げ回ってみるといい」

初めて叩かれた時は懇願するよう強いられ、今度は懇願できない。林隽は彼のややこしさに文句を言いたかったが、動く勇気はなかった。

「姿勢を覚えろ、腰を上げるな、お尻を下げるな」沈知辞は板で彼の尻を軽く叩いた。「それから、自分で数を数えろ。少なく数えたら、例えば五回叩いたの...