章 197

携帯には沈知辞からの零時の誕生日祝いのメッセージが届いていたが、昨夜は付き合いで酒を飲んでいたため、その時間には既に熟睡していた。沈知辞を見かけるなり、林隽は彼の方へ駆け寄った。

「誕生日おめでとう」沈知辞は彼の頬にキスをした。

「ありがとう」林隽は少し落ち着かない様子で、ずっと沈知辞を見つめていた。

沈知辞は微笑んだ。「ここで待ってて、プレゼント持ってくるから」

沈知辞が書斎に向かい、箱を手に取って振り返ると、林隽はもう部屋の入り口まで付いてきていた。

昨夜はTシャツを着せただけで、下は何も履いていない。沈知辞は近づくなり彼のお尻を叩いた。「待ってろって言ったのに、また言うこと聞か...