章 212

「林隽はまた居間に引きずり戻され、沈知辞は彼をそこに放り出すと何かを取りに行った。

物が引き出されてきた時、林隽は恐怖と興奮が入り混じった。それは沈知辞が以前オーダーメイドしたテーブルと、いくつかの奇妙なロープだった。当時、沈知辞は「上に横たわって、様々な姿勢に縛られることができる」と言っていたのだ。

沈知辞はテーブルを軽く叩き、命令した。「上がりなさい、身体検査をするわ」

林隽は少し緊張していたが、実は縛られる感覚が好きだった。体に幾重にも巻きつけられるロープが、ある種の抑制された快感をもたらしてくれるのだ。

彼はテーブルの上に膝をつき、沈知辞に横になるよう言われた。

林隽がテーブルに横たわ...