章 7

沈知辞が口を開いた。「次は何を脱ぐべき?」

林隽は眉をしかめた。「服だろう」

「違う」

「上着?」

「違うよ」

林隽は少し考えた。もしかして具体的に言わないといけないのか。「パーカー?」

「先に下半身を全部脱がせるよ」

「……靴下」

沈知辞が頷くと、林隽は少し崩れそうになった。この少しずつ脱がせていく手法に、全身が落ち着かなくなる。早く手を出してくれないかと思わずにはいられなかった。

林隽が靴下を脱がせてくれるのを待っていると、沈知辞はまた言った。「君より低い位置で靴下を脱がせたくないんだ」

「じゃあ自分で脱ぐよ」

「ダメ、僕が手を出すって言ったんだから、僕が手を出す」

林隽は首を振った。「じ...