章 84

林隽は目を丸くした。「ここ?」

「おや、子猫ちゃんは外で脱ぎたいのか?通報されて捕まっちゃうよ」沈知辞はからかうように言った。

「違う…そういう意思じゃないって分かってるでしょ」林隽は焦って、彼の腕を掴んで中に入ろうとした。「個室に行こうよ。誰か入ってくるかもしれないよ」

「お前がもたもたしなければ誰も来ないさ」沈知辞はびくともせず言った。「早く脱げ」

「じゃあ…取り出すのはやめにしよう…」林隽は拒み、反射的にベルトを手で覆った。

「俺を弄んでるのか?」沈知辞は言った。「早くしろ。今すぐ自分で脱いで取り出せば済む話だ。俺が手を出したら、ここで一発食らった上に家に帰ってからも取り出すこ...