章 95

おそらく目を覚ましたばかりで、この奇妙な妄想が林隽を勃起させた。彼は自分の性器を見下ろし、また自分の裸の尻が他の柔らかいもの、沈知辞の脚の上に座っていたことを思い出した。

林隽はスプーンを茶碗に投げ入れ、洗面所に駆け込んで鍵をかけた。

幸い、彼が「解決」した後も沈知辞は戻ってこなかった。あまり気持ち良くなかったし、少し後ろめたさもあった。沈知辞には射精する時は許可を得るよう命じられていたからだ。

再び席に戻ると、心が落ち着き発散した後だからか、視線を他のものに向けることができた。彼の視界に先ほどの檻が入ってきた。

林隽は少し考えて、黒い布を引いてみた。やはり、本物の鉄の檻だった。

林...