章 1321

「スコアは7対7になった!」

林小涛のオーバーヘッドキックによって、右足の傷が完全に裂け、包帯が再び血で真っ赤に染まった。

中華のサポーターたちは、負傷した足を引きずりながら必死に戦う林小涛の姿に、もはや感動のあまり言葉を失っていた。この試合、たとえ最終的に優勝を逃したとしても、林小涛はすでに全ての人の尊敬を勝ち取っていた。敗れても栄光あるものだ!

延長前半は7対7で終了し、チームドクターはすぐに林小涛の包帯を取り替え、傷口を再び処置した。

延長戦は前後半各15分。わずかな休憩の後、延長後半がすぐに始まった。

中華チームは一人少ない状態で戦い、守備に追われ、体力はとっくに限界を超えて...