章 1008

「燕燕、あなたのお姉さんはあなたのことを疑ってるのよ。月まで行っても疑われるわよ」と宋芳玉が言った。

「地球から離れてるのに、それでも疑うの?」と義理の妹は驚いて尋ねた。

「あなたのお姉さんと義理のお兄さんが一緒にいない時は、お姉さんからすれば二人が一緒になるチャンスがあると思ってるのよ。これは心の病よ、距離がどれだけ離れてるかは関係ないわ」と宋芳玉は説明した。

義理の妹はベッドの端に足を組んで座り、イライラした様子で髪を振った。「もういいわ、私は後ろめたいことなんてないもの。色気づいた義理の兄は知らないわよ」

宋芳玉は丁寧に義理の妹の髪を整えながら言った。「あなたのお姉さんも素敵だけ...