章 1120

「私は二回ボーッとしてしまったんです。一回目は三十分ほど、たぶん七時過ぎから八時頃までで、その後もう一度長く眠ってしまって、起きたときにはもう九時を過ぎていました。おそらく一時間ちょっと寝ていたんでしょう。

目が覚めて数分もしないうちに、あなたたちが曹青に電話をかけてきたんです」私は必死に記憶を辿りながら、この質問に答えた。

「今言ったことは間違いないんですね?」警察官は最後にそう尋ねた。

私はしっかりと頷いた。

警察官は続けた。「あなたの言う通り曹青が犯人だとして、あなたはこの二つの時間帯に眠っていた。それぞれ三十分と一時間ですね?

曹青の家から事件現場まで車で往復すると五十分かかりま...