章 1167

「ただ思いついただけで、実際の決定権は妻の手にあるんだけどね」

妻は私の何気ない言葉を聞いた後、キッチンの入り口に体を向け、笑顔を浮かべた顔を宋芳玉に向けて言った。「そうよ、芳玉。うちの旦那のアイディアは悪くないわ。思い切って息子の名付け親になってくれない?息子もあなたが来るたびに喜んでるし、あなたは性格も良くて忍耐強いから、私も妹も気に入ってるの。うちの息子の名付け親になってよ」

「あなたたちの親切な気持ちは分かるわ。私が結婚して数年経っても子どもがいないから、こうしてくれるんでしょう。実は私もこの子のことが本当に気に入ってるの。じゃあ、これからは彼の名付け親ということで」宋芳玉は嬉しそ...