章 1317

嬉しさの中にも、心の中は空っぽで、どこか寂しく、そして辛かった。それは義姉の家出のせいだった。

私は少し心配していた。義姉はもう二度と戻ってこないのではないだろうか。

兄は三年前に行方不明になり、彼女もまた三年間ずっと探し続けてきた。前回の雲河市での出来事は、彼女にとって間違いなく大きな打撃だった。もう耐えられないとさえ口にしていた。

兄を見つけることに絶望し、ここには彼女が未練を持つものは何もない。彼女が去ることを選んだとしても、何の不思議もないのだが、それでも私の胸は痛むばかりだった。

夜、家に帰っても、義姉の優しい言葉を聞くことができず、彼女の作った夕食を食べることもできず、朝には起こし...