章 1354

保安は特に異変に気づいていないようだったが、真冬に白い太ももを露出していれば、やはり人目を引くものだ。

李姉さんが戻ってきたとき、顔色が青ざめていた。寒さのせいなのか、恐怖のせいなのか定かではない。

陳燕が尋ねた。「あの警備員に挨拶してみてどうだった?」

「すごく緊張した。彼女に…見られるんじゃないかって」李姉さんは正直に答えた。

「じゃあ、見られた?」陳燕が追及した。

「たぶん、見られてない」

陳燕は目をきょろきょろさせると、突然言い出した。「こうしよう、ボタンを開けてみて」

「娘よ、何をしようとしてるの?私…警備員に見られるわけにはいかないわ」李姉さんは慌てた。

私もすぐに...