章 1508

彼は少し考えてから、ロープが見つからないなら、李偉にシーツを切り裂かせてあの女を縛ればいいと思いついた。

くそっ、自分ながら感心するよ、なんでさっきこんないい考えが浮かばなかったんだ?

李偉は少し得意げだったが、陳燕の母親のふくよかで魅惑的な体を思い浮かべると、興奮が込み上げてきた。

あいつら、俺がロープを買いに行ってる間に、もう始めちゃってないよな!だめだ、急いで戻らないと!

そう思うと、李偉は胸の高鳴りを抑えきれず、足早に歩き、マンションの敷地内に入った。

マンションの入り口に着くと、タクシーが停まり、スーツを着た若い男が足早にエントランスへ向かうのが見えた。

夜も遅かったため、街灯の明か...