章 1558

肖春莹はもう部屋を出たようで、姿が見えなかった。

電気はまだついていた。私は必死に起き上がり、スリッパを履くことさえ忘れて、ふらふらと部屋を出て、洗面所へと向かった。

リビングに着いたとき、かつて義姉が使っていた部屋から奇妙な物音が聞こえてきた。

頭はぼんやりしていたが、もしかして肖春莹は帰らずに義姉の部屋で寝ているのかと思った。

そこで私はふらふらと義姉の部屋へ向かった。ふと、以前残業から帰ってきたとき、義姉が部屋で自慰行為をしていた光景が頭をよぎった。

まさか肖春莹も……

一瞬、想像が膨らみ、酔いもかなり醒めた。ドアに耳をぴったりとつけて聞き耳を立てたが、肖春莹の声は聞こえず、むしろ何かを...