章 1760

計算してみれば少しは儲かるだろう、と考えて私は頷き、契約書にサインした。

その後、私たち二人は辰安警備会社へ向かった。

会社は市街地の端にある高層ビルの最上階、35階にあった。この場所を選んだ理由は、もちろん家賃が安いからだ。

猿はすでに会社で待っていて、私たちが戻ってくるのを見ると、興奮した様子で状況を尋ねてきた。

虎はすぐに得意げに笑いながら言った。「すべて片付けたよ。でも二つ目の管理会社はちょっとケチでね、一人当たり五千元しか出さないんだ。猿、警備員たちには月四千元で、文句はないだろ?」

その言葉を聞いて、猿も嬉しそうに笑った。「彼らの元々の給料は二千元ちょっとだからね。四千元...