章 1787

私がこうしている間に、突然頭に何かが当たった。雪玉だ。首に当たって砕け散り、すべて首の中に流れ込んできた。骨まで染みわたるような冷たさだった。

私はぎくりとして振り向くと、李姉さんが車椅子に座って私に向かってくすくす笑っているのが見えた。手にはまた雪玉を持っていた。

「よーし、僕に襲いかかるなんて、どうやって懲らしめてやろうかな!」私は笑いながら、雪だるまづくりを中断して、すぐに地面から雪をつかんで雪玉に丸め、彼女に向かって投げた。

李姉さんは上半身しか動かせず、体の位置を移動させることはできなかった。

彼女は慌てて頭をよけながら、私に舌を出して笑った。「当たらないわよ、当たらないわよ」...