章 683

電話が数回鳴るとすぐに繋がった。少し弱々しいが興奮に満ちた声が響く。「兄貴、何かあったの?また奥さん見に行けるの?」

今の私は頭の中が混乱していて、そんな気分になど到底なれない。私はその卑猥な男に言った。「俺、数日後から一週間ほど出張なんだ。お前、俺の妻を覗くの好きだろう?俺が出張したら暇を見て家を見張っておいてくれ。妻が男を家に連れ込んでないか確認してほしいんだ。俺が帰ってきたら、お前にでっかいサプライズをやるよ。そのサプライズは覗き以上にスリリングなものになるって分かってるだろ」

向こうの卑猥な男の呼吸が少し荒くなった。だが彼は疑問を投げかけてきた。「兄貴、俺に見せてくれるなら、奥さん...