章 88

劉傑は頷いた。「姉さん、覚えてる?俺が初めて『サンシャイン』に来た時、彼が勝手に5000元を取ったこと。後で何人かのトレーナーに聞いたら、みんな劉偉にお金を払ったって言ってた。でも、姉さんは明らかにそのことを知らなかった。だから、この件から見ても、劉偉という人間は、かなり問題があると思うんだ」

周夢雪は眉を寄せ、頷きながら言った。「私、最近は気持ちが経営に向いていなくて、ジムのことはほとんど劉偉に任せていたの。彼は三年間私についてきて、能力もそこそこだし、特に問題も起こしたことがなかったから」

「人を信じて使い、疑うなら使わないという原則で、毎月財務報告を見る以外は、彼の経営についてほとん...