章 1038

「覚えておけ、今後どんなことも、俺たちに話せ。これは信頼の問題じゃない、俺が何を言いたいのか、お前は分かっているはずだ」

林川は苦笑いを浮かべた。「まぁまぁ、そんなに緊張させるなよ。ただ何となく言っただけだから」

むしろ浩子が口を開いた。「俺たちみたいな下っ端は、あんたが言うことをただやるだけさ。余計なことは知らないし、知りたくもない。行こうぜ、仕事だ。さっきウズラが言ってたぞ、誰でも自分の担当の小親分を落とせたら、一人一万の現金だって。前に分けてもらった五万と合わせれば、六万になるんだぜ」

「そんなに人数いたら、金だけで百万や二百万は飛んでくな。マジで太っ腹だよな」

白楓は微笑みなが...