章 178

林川は彼を無視し、契約書を秦悦の前に置いて、深く息を吸った。「今、あなたが署名するだけで、この契約は成立するわ」

王のデブは秦悦を抱くことを夢見ていたが、秦悦はこの契約書に署名することを夢見ていた。

今の秦悦の体内の興奮は、さっきの王のデブが彼女を寝かせようとした時の興奮に少しも劣らないと言えるだろう!

「ボーっとして何してるの?早く署名して」

秦悦が呆然としているのを見て、林川は思わず急かした。

彼女は林川を見つめ、声は随分と優しくなった。「小川、ありがとう」

その精巧で妖艶な顔立ち、魅惑的な赤い唇、どれもが林川を刺激していた。視線は思わず彼女の襟元に向かい、そこには下着を一切つけてお...