章 240

李海は王姗姗に駆け寄り、彼女を抱きしめた。両手で彼女の脚を撫で回すと、すぐに鼻から漏れる甘い吐息が聞こえ始めた。感じ始めている証拠だ。

林川は二人が頭上でやり始めるのではないかと本気で心配した。

幸い、王姗姗は分別をわきまえていた。さっき林川と彼女はすでに体力を使い果たしていたし、まさか彼女にまだ李海と一戦交える体力が残っているとは思えない。明日歩けなくなりたくなければ無理だろう。

数分後、王姗姗は李海を突き放した。

「もういいわ。調子に乗らないで。男の小細工なんて分かってるんだから。最初は『キスだけ』って言って、私が折れたら今度は触り始める。最後にはベッドに連れ込んで『ちょっと擦り付ける...