章 305

汗の粒が彼女の雪のように白い肌の上に凝り、まるで水から引き上げられたばかりのようだった。その千の媚びと百の艶を纏った姿は、林川の全身の神経を刺激していた。

白く丸い二つの山には、林川が噛んだ跡が赤く残っており、その色気たるや言葉にできないほどだった。さっきから心の中では小さな思惑もあった。あいつが本当に男の力を取り戻したら、林川はその隙に押し込むつもりだった。そうなれば秦悦がいやがっても、もうどうすることもできないだろう。

秦悦は蘭のような吐息を漏らしながら、か弱い体を起こし、壁に手をついてトイレへ向かった。今しがた絶頂を迎えたばかりで、彼女の体には少しの力も残っていない。今この瞬間、誰か...