章 309

白枫は目を丸くした。「くそ、給料なしで北風でも食えってか?」

林川はにこにこと笑いながら言った。「バーの運営費を差し引いた後の利益は全部山分けだ。純利益が100元なら、お前と俺で半分ずつだ」

白枫は「さっ」と立ち上がり、信じられないという顔で林川を見つめた。「兄貴、冗談だろ?オーナーが従業員と利益を山分けするなんて聞いたことねえよ。俺をからかってんのか?」

林川は前もって用意していた契約書を取り出し、彼の前に置いた。「これが契約書だ。お前が署名する勇気があるなら、俺は分ける覚悟がある」

このようなビジネス手法について、林川は考えた末、ある言葉が最も適切だと思った。破釜沉舟(背水の陣)だ...