章 357

林川は笑いながら口を開いた。「次に、二つ目の話だが、みんな身内だから包み隠さず言うぞ。さっき姿を消したのは、雲上揺れの店主、三爺に呼び出されたんだ」

「はっきり言うと、俺たちの鼎盛が今夜あまりにも繁盛していて、目ざとく狙われたんだ。あいつの言い分は鼎盛を取り込んで、あの『同盟』とやらに加わらせ、金儲けの道具にしたいってことだ。蛙を徐々に熱湯で茹でる理屈は分かるよな。従ってしまえば、いつの間にか店まで奴のものになっちまう」

「加入したら、毎月保護料として総売上の十分の一を払えだと。それも将来的にはもっと増えるだろうな」

「断れば、結果は言わなくても分かるだろう。この店は平穏に営業できなくな...