章 358

「私は何かあるたびに、彼に解決してもらうわけにはいかないだろう?」

これは林川のプライドの問題だった。

恐らく劣等感が作用しているのだろう、林川はもう他人に残されたわずかなプライドを踏みにじられたくなかった。

譲れるものもあるが、命をかけて守るべきものもある。

白楓は唾を吐いた。「くそっ、最悪奴らと命懸けで勝負するまでだ」

三爺への怒りを発散するため、みんなはソファに座って悪態をついていた。

しかし全員心の中では分かっていた。三爺が本気で手を出してきたら、林川と白楓の二人だけでは、酒場を守るどころか、女性たちを守ることさえ難しいだろうということを。

皆の落ち込んだ様子を見て、林川は笑った。「そ...