章 360

「小川、何をじっと見てるの?」

秦悦はかなり恥ずかしそうで、俯いたまま林川の顔を見る勇気が出なかった。

林川は深く息を吸い込み、巨龍を抑えながらシャワーの下に歩いていき、お湯をひねった。心臓の鼓動が激しく、まるで体内が空気で膨らみ、息苦しいほどだった。

「秦悦、お湯が出たよ」

林川は何を言えばいいのか分からず、それだけ言うと大人しく口を閉じた。

彼女は小さく「うん」と返事をして、豊かな胸を抱えながら林川の後ろに立った。肌には水滴がいくつも付き、まるで水から出たばかりの蓮の花のような美しさに、林川は息が詰まりそうになった。

「姉さん、すごくセクシーだよ」

林川は苦しそうにそう褒めた。

彼女の頬は...