章 369

「胸元の堂々とそびえ立つ山の峰は、いつ服を引き裂いてもおかしくないほどだ。」

二人の大柄な男たちはアジャオをちらりと見て、左右に避けた。このアジャオという女は、雲上揺ではかなり高い地位を持っているようだ。

彼女を見ると、林川はあの夜のシーンを思い出し、今になって少し後悔していた。あの夜、彼女を抱いておけばよかったと。せっかく紳士的な振る舞いをしたのに、結局は後悔することになるとは。林川のような小物は、生まれつき謙虚な紳士には向いていないらしい。陰鬱なイメージこそ、林川に似合っているのだ。

「くすくす、林社長、どうしたの?」

アジャオが笑うと、胸元の豊かな曲線が激しく揺れ、階段口にいた二...