章 40

「阿平、早く……もうイっちゃう」

肉体と精神の二重の刺激の中で、唐菲菲は高揚していた。

沼地は氾濫する小川と化し、張平の足は彼女の愛液でびしょ濡れになっていた。

林川が二人の傍を通りかかった時、二人が結ばれている秘密の場所をはっきりと目撃してしまった。

二人は行為を続けながら、恐る恐る林川を見つめていた。張平までもが目を見開き、額に青筋を浮かべていた。

林川は本当に驚いていた。張平の胆力がここまで大きいとは。秦悦は彼らからたった一枚の壁を隔てただけの距離にいるというのに!

しかし、張平の血走った目を見た瞬間、林川は彼が今夜酒を飲んでいたこと、それもかなりの量を飲んでいたことを悟った。

酒は臆病...