章 403

「どうせ見てしまったんだし、知ってしまったんだし、言おうが言うまいが同じよ」

「小川、私が一人でしてるところを覗いていたことも、私のストッキングをこっそり使っていたことも知らないとでも思った?」

林川は口が乾き、一瞬にして居た堪れなくなった。

「お前...知ってたのか?」

秦悦は笑いながら言った。「私、そんなに鈍くないわよ」

そう言った後、彼女は林川を見つめた。「私のこと、ただの淫らな女だと思わない?恥知らずなことばかりしてると」

林川は首を振った。「寂しい時に、他の男を探しに行くのではなく、一人で解決しようとするなんて。もしそれが淫らな女の定義なら、表向き上品ぶっている人たちが、陰でセフレを...